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20190319

連載「DARK SIDE OF THE ZZZooN」第8回



[8]

《Henry》

この曲はfirst音源の中では唯一僕の作曲したものです。

昨年の秋口にドライブする機会があり、夕暮れ時の第三京浜を走る中でベースラインが聞こえて来たところから着想を獲た。

曲の骨組みは
・EBF#‐GDAのベースライン
・Em9‐Gm9
・Bメロは4と3の複合拍子
となっている。

作曲とはいえ僕が提示したのはこの程度だが、天性の装飾師達の技にかかればお聞きの通りこんな風に出来上がってしまうとは、恐るべし。

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ここまでfirst音源に収録された曲の紹介をしてきましたが、前回のワンマンではタバタさんのファニーでキャッチーなリフが印象的なSusan。ヤマジさんと僕、Denさんで壮絶なインプロの模様を収録したjacqueline。そしてアンコールで取り上げたPeter Gunnが新たにレパートリーに加わりました。この音源は次回4月27日(土)高円寺“U.F.O.CLUB”にて行われる割礼ツーマンで発表予定です。さらに近々レコーディングも入っていてZZZooの楽曲、レパートリーはどんどん増殖中!

4回に渡りお届けしましたZZZooの楽曲解説。ご覧頂いた皆様ありがとうございました。次週からは新たにタバタミツル編がスタートします。どうぞお楽しみに!

(waka)

20190312

連載「DARK SIDE OF THE ZZZooN」第7回



[7]

《Reynard》

いつまでも
海の中に
いられない
オマエは
魚と暮らすのか?


地球が誕生してから約46億年
昆虫の祖先が陸に上がってから約4憶8000万年
生命が陸に向かって歩みを進める過程の1節を歌っているのだろうか?

前回のOscar、そしてこのRenardもヤマジさんの作詞によるもの。

ZZZooの音楽はシンプルなモチーフの上で各々が即興的に音を紡いでアンサンブルを構築していくと言うスタイルであるが為に、一瞬にして脆くも崩れさってしまうような繊細さをもっていると思う。がゆえにメンバーの緊張感は演奏を楽しみつつもとても高い。

そんな曲達の中でReynardは落ちついたテンポの中でのびやかに進行していく。ギター&サックスの3人の旋律が絡み合う上で優しく諭す様に歌いあげるボーカル。ライブではよりハードにより奥行きを持って長大に歌い上げていくので是非とも生で体感して欲しい1曲。

次回は最終回、Henry編

(waka)

20190305

連載「DARK SIDE OF THE ZZZooN」第6回



[6]

《Oscar》

本日はテレシコワに引き続きオスカー編

シンバルの爽快な一発から時を刻むヨツウチカジビート。大地を埋め尽くすベース。タバタさんのギターは大草原を駆ける馬の様に軽快にウネウネと疾走してゆく。ヤマジさんのギターは金属的な響きでやはりアーバンなエッセンスを感じる不思議な空模様。

終始細かいフレーズが幾重にも重なりつつもゆったりと景色を作ってゆく。

二人のギタリストはそれぞれ異なった広がり奥行きでアプローチしていくが5:40~の様にフレーズが重なる瞬間があったりと近いては離れていくスリリングな様相を楽しめるのもモチーフがシンプルな故。

そしてこの曲は森川さんのボーカル入り。今回のレコーディングでは唯一の後から重ねて録音されたもので、インプロの隙を狙って緻密な計算の元に入れられた。ライブではどうバンドとリンクして曲が育っていくのかが楽しみなところ。


Oscar

そのやり方はもういい
子犬に餌をもらうのだ

夜は激しい酔いに溺れて
白川夜舟肺が乾く

耳が痛いほど静かな地底
泥の塹壕の中にいて麻痺
辿りつけば永遠の砂漠
歩き続けて足から木乃伊に


P.S.只今解説中の1月のワンマンで販売された音源がまもなくBand Campでも発売される予定です。

ZZZooサウンド未体験の方は是非!

次回はReynard編

(waka)

20190226

連載「DARK SIDE OF THE ZZZooN」第5回




[5]

「極私的ZZZoo 楽曲解説」
ヤマジさんに引き継ぎまして今回からはwakaがしばらく担当させて頂きます。「極私的ZZZoo楽曲解説」として先日発売された音源の解説させて頂きます。どうぞしばしお付き合い下さいませ。

《Tereshkova》
Mr.M studio でのミックス、休憩時に曲のタイトルを決めようとなり、ヤマジさんからどんなイメージときかれたので“宇宙ぽいですね。テーマは賛歌で後にビッグバンが起こって、、”などと話したところ“ロシアに女性飛行士がいたよね、ワレンチナ・テレシコワ!”そんな風にしてタイトルは決まった。

イントロ
ミニマル風にF-G-Dで永遠鳴り響くベース、朝日に輝く海面を彷彿とさせるパーカッション。大地の鼓動を感じさせるビートによって長い旅のスタート

テーマ 2:38~
ヤマジさんの主題提示に対する田畑さんのカウンターメロディー

5:28~
突然胸ぐらを掴まれぐいと放り投げられ地球を脱出。Avantなサックスに反動するようにテーマを鳴らすギターしばらくするとタバタさんのギターから始まり各々のソリスティックなメロディーが織りなされる。徐々にテンションが上がり第一部のフィナーレへ、ベースが再びF-G-Dに戻り第1部終了。

11:56~
しばしの静寂が訪れる。ヤマジさんのギターは再びテーマを鳴らすが最初のそれとは全く違う空虚な世界。

第二部はドラムのファンクビートによりスタート。ギターは刻むリズムと対称的に長い音符で空間を作ってゆく。17:58あたりから炸裂するヤマジギターと対極で地を這う様なカッティングのタバタギター。やはり二人のギタリストの攻めぎ合いはZZZooの大きな見所の1つだろう。ラストに向かってサウンドは一体感を増し、祝祭性を帯ながらフィナーレを迎える。

次回はOscar編

(waka)

20190219

連載「DARK SIDE OF THE ZZZooN」第4回


[4]

2019年。明けていきなり5日にスタジオレコーディング。開始時間には当然集まらず、スタジオと逆方向に歩いて行き「スタジオ遠いね」と云う者、二日酔いの者、別のスタジオに行ってしまい「間違えました!」と連絡してくる者、「今出ます!」と云う者、と最高な状況で始まる録音。

しかし演奏が始まるとやはり流石と云う感じでWAKAの新曲[Henry]も含め4曲を1時間ほどで録り終える。結局4時間のスタジオはセッティング、タバコ休憩、片付けで殆どの時間が費やされた。

録音後、打ち上げで曲名を決めようと云うことになり、WAKA曲はWAKAの好きな映像作家の名前から[Henry]、森川くんの好きな画家の作品名から[Oscar]、宇宙っぽいと云うことで[Tereshkova]、3人ギターがいるみたいと[Raynard]、とそれぞれ名付けられた。

この打ち上げではメンバーのイカれた一面の片鱗が伺われたのだが、ああ、こういうやつらが出してる音は楽しいな、やっぱりDARK SIDEがないやつの音は面白くない!とこのバンドZZZooをオレは自画自賛するのであった。

(ヤマジカズヒデ)

20190212

連載「DARK SIDE OF THE ZZZooN」第3回



[3]

皆もこう云うのやりたい、とそれぞれ参考曲URLを送ってくれたりしていたのだが徐々に、バンドロゴつくったよ、から始まり、ツアーがしたい!ベルリン行きたい!物販作ろう!レコーディングしよう!アナログ作ろう!合宿したい!飯盒炊爨したい!ツイッターアカウント作りました!と音以外の事が加速し始めもう止まらない。

これは一体誰が仕切るのだろう、、、ああ、オレか、、でもこの暴走してく感じ楽しいな、、と、バンドが結成されたばかりの高揚感を感じつつもう1曲[Oscar]のデモを作り、ライブでは[Tereshkova]と合わせて2曲をインプロで発展、展開させて演奏することとなった。

そしてスタジオにメンバー全員が揃い音を出したのが終了30分前と云うスリリングな初リハを経てついに初ライブへ。(この日のことは誰か別のメンバーに書いてもらいます。)

こうしてZZZooの2018年は終わった。

(ヤマジカズヒデ)

20190205

連載「DARK SIDE OF THE ZZZooN」第2回



[2]

で、何をやるか、、、ヤマジ+田畑のセッションの上に森川くんのポエトリーリーディングを乗せて、、、などと大体の音の感じは想像出来たのだが、ある日、森川誠一郎がBORISのメンバー+ZOAの黒木真司とやってるA/N【ei-en】を観に行ったその打ち上げで森川くんと何をやろうか、、と話していたところ、その場に居合わせたDEN, KAZI,WAKAも入れてしまおうと盛り上がって現在のメンバーが揃い、サウンドも当初の思惑から広がり想像がつかない感じになってきた。更に云うとターンテーブルでのメンバー加入もあったのだが会場が狭いと云う理由でライブ前にいきなり脱退と云う憂き目に遭った人も、、、。

その日の打ち上げにいなかった田畑氏は大量新メンバー加入を全く知らず後日突如立ち上げられたSNSグループでの会話で知ることになるのである。

で、何をやるか、、、やはりまずオレから何か提案しなければ、、、そうだ、この前観たベルリンで知り合ったジャンベプレイヤーのライブ良かったな、ああ云うプリミティブなビートにスペイシーなギターが乗ったらカッコイイと思い、録音しておいたジャンベプレイヤーの音源からフレーズサンプリングしてドラム、ベース、ギターをダビングして[Tereshkova]のデモを作って皆に送った。

(ヤマジカズヒデ)