連載「DARK SIDE OF THE ZZZooN」第9回




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Interview with ZZZoo君 第1回

はい。皆さん、こんにちは。タバタZZZooです。

今回の連載は、先日都内某所のスタジオにて、秘密裏に行われましたZZZoo君とのチャネリング・インタヴューを複数回にわたってお送りいたします。我らZZZooのシンボルでもある、ZZZoo君の意識をお招きして、色々とお話を伺いました。

実はZZZooの活動形態、音楽的なアイデアなどは文字通り、全てZZZoo君からインスパイアされたものであります。

—— (スタジオ参加者に)それでは皆さん!拍手でお迎えいたしましょう。ZZZoo君です!拍手!
(スタジオ内、喝采)

—— ZZZoo君、こんにちは!

わしは色々と忙しいのだ。手短に頼む。

—— ZZZoo君は何処でお生まれになりましたか?

ZZZoo星で生まれたとでも言えばカッコつくのだろうが、それについては詳しく話せない。わしの意識は貴様らメンバーのチンポに毛が生える頃よりずっと以前、それどころか人類の有史以前から巷で活動しておると言っておこう。しかし視覚的に実体化され、ZZZoo君と命名されるに至ったのは、ヤマジの脳内だ。奴の妄想は無限大だ。ただし、奴にある種の電波を送って、このような姿に実体化させたのも、このわしであることは忘れるな。ここで面白い話を聞かせてやろう。このZZZooというバンド名は、当初は違う名前が付けられようとしていた。わかるか?もしその名前になっていたら、意識はこのままでも、視覚的な実体は違っていたかも知れぬ。それについては発案者に感謝せねばなるまい。

—— そのバンド名の発案者は誰ですか?

お前と森川ではないか!何を寝ぼけておるのか?バカタレ!

—— いや、これ一般読者用の質問でして.(汗)ではその当初違う名前というのは、ご存知ですか?

パトカーズだ(場内爆笑)その名前になっていたら、わしの姿は首から上がパトカーになっている得体の知れない化物になっていただろう。パトカー君とでも名付けられ、わしの地位に代わりブイブイ言わせておったのかも知れぬ。貴様らは常にパトカーに追いかけまくられる悪夢を毎晩見て、うなされていたことだろう。言っておくがその名前になっていたとしても、わしの意識はこのままなのは忘れるな。貴様らを支配し続けることには変わりない。

—— しかしTwitterなどに登場するZZZoo君のセリフなどは、もともとメンバーの発言だったりするじゃないですか。逆なのでは?

お前は一体、さっきから何を聞いておるのだ?わしの意識は「ZZZooと名付けられる遥か以前から存在していた」と言っておるだろう?太古の昔から存在するわしが、貴様らに電波を送って言わせておるのだ。お前の得意の台詞である「宇宙から見たらどーでもええし」などは、地球上に張り巡らされた受信網を使い、それこそイエス・キリストの時代から、ありとあらゆる人間に言わせてきた決め台詞だ。お前は自分で考え出した台詞だと思い込み、驕り高ぶっておったのだろう。このクソが。これでも聴いて面を洗って出直してこい。



今回はとにかくZZZoo君が、実は無茶苦茶怖い人(?)であることが判明いたしました…。

インタヴューはさらに続きます。(つづく)

(田畑満)